このたび令和６年能登半島地震により犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

わたしたちの蔵がある白山市も揺れはしましたが、大きな被害はなく、社員の無事も確認できております。ただ、能登の被害が大きかったところから来ている蔵人もおり、ご家族の生存は確認できていますが、家は壊滅状態で避難生活を送られています。今朝、おやっさんが救援物資を持って能登へ向かいました。（避難所の圧迫を避けるためすぐに戻る予定です）

能登には酒販店さんや飲食店さん、米農家さん、お世話になっているデザインプロダクションの方、そして同じ酒蔵の方々などがおられ、みなさん報道以上にとても厳しい状況だと伝え聞いております。

そんな中で酒造りを続けていいのか、変わらぬ暮らしを送ってもいいのか、どうすれば不安や寒さ、空腹に耐えている方達の力になれるのか。言葉にし尽くせない気持ちが募りますが、復旧・復興には長い時間が必要になると予想されます。今できる支援にも努めつつ、被災地域の方たちに然るべき時に全力のサポートを継続できるように気力も体力も蓄えて参ります。

最後になりましたが、たくさんの方にご心配いただきましたこと、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。これから被災地域への支援に伴い皆さまにお願いごとをさせていただくことも出てくるかと思います。その際は何卒よろしくお願い申し上げます。

これ以上被害が広がらないことを願い、能登の方達が１日でも早く暖かい場所で安心して過ごせるようになることを心からお祈り申し上げます。

令和6年 1月4日

吉田酒造店